Malaguti F12 Phantom 50R
2013/05/018通勤バトル必勝號!(五代目(仮))
<<クラッチ用スプリングの発注>>
(2013/05/03)
とりあえずウエイトローラーを交換したぐらいでは何の解決にもならないことが判明。
となるとドライブ側はこのままでドリブン側に手を入れたいと思います。
まずはクラッチでしょう。
今までのスクーターもフロントブレーキの強化とクラッチスプリングの強化で大抵なんとかなっていましたのでここから手を入れます。
ただGWは作業時間がたっぷりとれるので、効果がありそうな部品もまとめて調達しました。
購入はいつものWebikeです。
@キタコ KITACO クラッチセンタースプリング (307-0044240) 自由長:74mm○外径:53mm○使用時荷重:277N
Aキタコ KITACO クラッチセンタースプリング (307-0010240) 自由長:105mm○外径:53mm○使用時荷重:298N
BMALOSSI マロッシ センタースプリング ノーマル 焼入れ鋼合金 (29 7047.W0)YAMAHA AEROX50 [エアロX]用
CMALOSSI マロッシ センタースプリング SPORTS 焼入れ鋼合金 (29 7045.Y0)YAMAHA AEROX50 [エアロX]用
DMALOSSI マロッシ センタースプリング SOFT 焼入れ鋼合金 (29 7047.W0)APRILIA SR50 (ミナレリーエンジン)用
どうせ色々と試すつもりなので5種類も買っちゃいました。
キタコの2種類は純正からの交換用で年式の違うJOG用です。
ここで余計なオチが付きました。
じつはBとDが同一商品で従来のSOFTをノーマルと呼ぶように変わったのですが、Webike側でミスをして違う商品として並べてありました。
今手元には交換してもらった赤スプリングの 29 7046 RO があります。
こうやって5種類並べると壮観です?
パッケージから取り出して並べてみるとキタコの自由長74mmのやつがいわゆるJOG系用でこいつだけ短いです。
バネレートが低くて更に短いのでドリブン側のブーリーを押す力が多分一番弱くなる感じです。
それ以外は105mm〜110mmなので固さだけが違います。
純正のスプリングが121mmなのは判っていますが固さが判らないんです。
パーツリストっポイものをダウンロードしましたが、肝心なことが何一つ書いていないという...
純正は置いといてもマロッシのセンタースプリングに規格が書いていないのはちょっと困りますね。
感覚でノーマルとかスポーツって言われても純正に対してどう変わるのか判断できません。
しかも汎用品で色んなメーカーの色んな車種に対応しているのでますます判りません。
どなたか測り方を知りませんか?または規格が載っているページを知りませんか?
とりあえずショッピングサイトで見つけましたが、どうも疑わしいです。
ノーマル同等品の白が30%アップ?
<<ドライブベルトの発注>>
ついでにAmazonからキタコのドライブベルトも買いました。
@ KITACO ケブラードライブベルト [ 品番 ] 465-0082330 [ JOG-ZR ]
A KITACO ケプラードライブベルト [ 品番 ] 465-0035010 ヤマハ JOG系 BW'S 3AA全車種・BW'S 5DA全車種
今マラグーティに入っている純正品番はYAMAHA 5RN-E7641-10ですが、これの互換品を探してもKITACOもグロンドマンも品番が出てきません。
仕方がないので形状が近そうな上記の二種類を発注しました。
Vベルトって色々な車種でちょっとずつ違うのですが、どのメーカーも長さや幅を公開していないのでどれを買えばいいのか判りません。
しかも私のマラグーティはイタスクなので互換表に載っていないです。
この辺が外国産スクーターを買う時のハードルになっていますよね。全てのパーツがそうです。
ベルトを開封して並べてみます。良く判らないですね。
と言う事でテープを取り出してベルトの周囲をぐるっと回して実際の長さを測ってみました。
@キタコ 465-0082330(JOG系) 外周:800mm、幅:16.5mm
Aキタコ 465-0035010(BW's系)外周:755mm、幅:16.6mm
BYAMAHA 5RN-E7641-10(純正) 外周:745mm、幅:16.0mm
このマラグーティはJOG系が使えるって聞いていて、確かにドライブフェイスとプーリーはJOGそのものでしたが、ベルトは明らかに違いますね。
サイズ的にはBW'S50なのですが、でも細いんです。
純正のベルトは明らかに最高速を伸ばすためにチョイスされていますね。
<<クラッチ取り外しとベルト交換>>
(2013/05/03)
さあ今日も天気がいいので朝からスクーター弄りを始めます。
分解の手順はすっかり頭に入っているのでクラッチを取り外すまでたったの5分。
今回使用する特殊工具はユニバーサルホルダー ロックタイプ 1,280円です。
この二股の先についている突起をクラッチアウターの穴にセットしてあとはナットを外すだけ。
ただ、このナットが40Nで締められているので、ソケットレンチで回すとスクーターの車体が浮き上がります。
左手でリアシートなどをぐっと地面に押さえつけて右手でゆっくりナットを緩めます。
こういう時に45cmのハンドルは便利ですよ。作業が本当に楽です^^
クラッチアウターを取り外すとクラッチとドリブンプーリーがセットで取り外せるようになります。
ぱっとみて一度も手入れされた感じがないのですが、それでも綺麗ですね。
取り外したアウターをひっくり返しましたが部品番号が書いていないですね。
なんかマラグーティの車体って全てにこんな感じなのでしょうか?
駆動系に使われるグリスって最小限なのでケースの中もアウターの中も綺麗なものです。
ドリブンプーリをひっくり返すと 5BR の印字が見えます。それからミナレリの文字と製造年月日ですね。
これはヨーロッパヤマハが販売しているAEROX50水冷 13インチタイヤに使用されるブーリーです。
これを日本版JOGのブーリーと交換したらどうなりますかね?凄い興味があるのですが値段が...
国内物のJOG系は3AA-17660-03(セカンダリフィクスドシープ=一番奥の部品)と3FC-17670-00(セカンダリスライディングシープ=トルクカム)を組み合わせていますが、これを発注すると7,000円以上します。
かといって補修用部品では純正と異なる特性の場合があるので、これは今後ヤフオクでじっくりと探しましょう。
さて、このセットですが結構ブーリー径が大きくないですか?
LK5071って部品番号らしいけど、どんな機種用なのかちょっと判りません。
クラッチとブーリーのセットを外すとギアケースが見えてきます。
ギアが手に入るなら加速重視でローギアードのギアに交換するんですけどね。
ところで今日の作業はクラッチ分解とスプリング交換を考えていましたが、なんとレンチのサイズが合いませんでした。
確か500円ぐらいで買えるレンチなのですが、JOG用を選んで購入したのにサイズが合いませんでした。
まあこんなこともあるさと言う事で、デイトナの39mmソケットを注文したわけです。
さ〜てクラッチも外れたことですし、ベルトの交換行ってみる?
実は今回購入したベルトは純正に対してケプラー強化タイプに置き換えるのが本当の目的でしたが、どっちも不正解でした。
でも近いものとしてBW'S系がそのまま使えそうなので試してみました。
並べてみると一目で純正の方が細いってわかります。
ベルトを交換してどこが変わったかと言うと、加速が良くなりました。
具体的には平地で72km/hまで加速するようになったのですが、エンジンの回転数が7,000回転に落ちています。
ウエイトローラーを調整して7,500回転で加速出来ればもっと速くなりそうですね。
ベルトが0.6mm太くなっているのでドライブ側はプーリーボスからちょっと浮いた状態ですのでスタート時の加速には不利なはずです。
逆にドリブン側はスプリングをいじっていないので、太くなった分、より外周側に移動してドライブ側の不利を打ち消す感じなのでしょう。
実際にスタート時からちょっとだけ(気持ちだけ)加速が力強くなった感じです。
最高速が伸びたのは単純にベルトが10mm長くなった分、ドライブ側のプーリーがより外周まで使えるようになったからでしょう。
72km/hまでの到達時間はベルト交換前よりずっと早くなりました。
ところでクラッチを戻してベルトを付けてみると(KITACOのBW'S用)これ以上の大径ブーリーは入りそうにないですね。
せめてブーリーの縁ぎりぎりまで使ってほしいけど...
ケースを開けた状態でエンジンをかけるとベルトが結構上下に揺れます。
下手すると脱落する恐れがあるのでこれが限界かも。
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